キリロム工科大学を入学して約8ヶ月で休学した理由

tomo
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今回はカンボジアのキリロム工科大学を休学した理由をお話しします!
「別の記事で結構キリロム工科大学のことをべた褒めしてたのになんで休学したの?」
と思う人がいると思うので休学理由を今回まとめます。

最初に簡単に時系列での出来事を確認しましょう。

・2018年4月    キリロム工科大学に入学
・2018年5月    カンボジア日本人学生会JSAC設立
・2018年8月    武蔵野大学で東南アジア留学イベントに登壇
・2018年10月  カンボジアでキャリアイベント開催
・2018年12月  キリロム工科大学休学
・2019年1月    上京
・2019年2月    ベンチャー企業でのインターン開始
ざっくりとまとめるとこんな感じで今に至っています。
イベント登壇もしているし、キャリアイベントも開催しているし充実しているように見えますがなぜ休学したのか、、、
まず最初に結論の部分をお伝えします。

キリロム工科大学を休学した理由

理由は色々とありますが、大きくまとめて

 

  1. 大学の受け入れ体制が整っていなかった
  2. 今まで関わってこなかったような人との出会い
  3. 休学は活動するのに便利
  4. もっと自由に活動したい(肉体的)

 

ではそれぞれもう少し噛み砕いて説明していきます!

 

大学の受け入れ体制が整っていなかった

これは別記事でキリロム工科大学の改善点という記事でも発信しているので重複してはしまいます。

大きく3つの要素に分けると

・生活環境

・授業レベル

・成長スピード

 

この3つの要素に懸念点を感じました。

生活環境

入学前から覚悟はしていました。

しかし!!!

キリロムは色んな意味で予想をはるかに上回ってきました笑

例えば学食の飯が全然美味しくない。
てか腐った卵が並んでいたこともあったらしいです笑
僕はそれもあって、9割型日本産のレトルト食品の生活だったので、あまり食堂のご飯については知りませんが、、笑

 

WiFiのスピードが遅い、「てかWiFiあったかな?」レベルのネット環境の悪さ。
入学前は日本よりも早いよと聞いていたので、どんなもんかと楽しみにしていましたが、実際に現地に行くと

「ん???日本より早いどころかそもそもWiFiなくね??」

って感じでした笑

 

授業レベル

 

これは日本人受け入れが初めてだったのが原因だとは思いますが、授業の質が低いしあまりおもろしくなくてモチベも下がるし、悪循環でした笑
先生は頻繁に変わったりしていたので、授業内容も定まらなかったり、テスト範囲もよく分からないしごちゃごちゃしていました。

最初の半年間で何を学んだかと言われても、
「正直何も学べてない」
って感じです。

10月あたりから2学期に入ってやっと体制が整って、質がどんどん高くなってきました!
その時初めて、英語での授業にストレスを感じたので今までは負荷が全然かかっていなかったということですね!笑

また猪塚学長とインド人の学部長レオとの認識の齟齬もよくあり噛み合っていませんでした。
(最近学部長のレオが学長になったらしいです)

 

成長スピード

「カンボジアは成長スピード早いんじゃないの??」
って思うひとが多いかもしれませんがキリロム国立公園内は少し違いました笑

というのも大学側の対応がかなり遅いです、、、
課題点は目に見えているが、それの解決までの時間が遅い、または実行までの時間が長い!!
食事に関しても全然進歩せず、日本人学生の中では

「キリロムが言う1ヶ月後は現実世界の3年後」

と言う名言が生まれたくらいですからね笑

 

今まで関わってこなかったような人との出会い

これはそのまんまの意味でこれまでの人生の中で関わったことないような人たちにかなり会って、お話する機会がありました!

それがなぜ休学に繋がるかというと、

「もっともっと面白い人たちに会いたいし、一緒に面白いことやりたい!」

と思ったからです。

例えばどんな人達に会い、話してきたかと言いますと

・世界で起業されている方
・東南アジアに留学している先輩
・同年代のぶっ飛んでる日本人1期生
それぞれを深掘りしていくとキリがないので、深掘りはしません!!笑
最近生活していて思うことは
周りの環境の影響ってめちゃくちゃ大きい
と言うことです
小中高は札幌の公立に通っていて、なんか王道のレールの上というか、変わり者みたいな人は全然いなくてそれが普通だと思っていました。
But キリロム工科大学に入学してこんな人たちに出会えました!↓
・起業家の方
・東南アジアに留学して大規模な事をありえないスピードで成し遂げる先輩
・キリロムの1期生でも王道のレールから外れた道を歩もうとしている面白い人
・話し始めるとトークが止まらない頭おかしい奴
etc………
まだまだ全然いますがこんな人たちに出会えることができました!
人生で初めて本気で尊敬できる人も自分の中にできて、周りが変わるだけでここまで生き方だったり、考え方が変わるのかとしみじみと感じます。

休学は活動するのに便利

簡単に言っちゃえば

休学は時間的な余裕が生まれる上、学生という特権をフル活用できる

詳しく説明すると、僕は今休学中なので授業は受けなくていいけど、大学在籍中ではある。
だから学生限定インターンにも応募できるし、イベントだって参加できる。

しかもキリロム工科大学は休学時にお金もかからないので、退学するくらいなら休学して学生としての特権をフル活用したほうがいいということです!!笑

またカンボジアの大学休学して、上京したなんて経歴的にもめちゃくちゃ面白くなりますし、、笑
僕にとっては休学するメリットしかなかったんです!
もしキリロムに戻りたいと思った時の担保にもなりますし!

もっと自由に活動したい(肉体的に)

これはどういう事かというとキリロム工科大学の場所的な問題でもあります。
キリロムは首都プノンペンから車で3時間半くらいかかる山の中に位置しています。
しかも平日は授業で休日の1日半くらいしか街にいけません、、、

加えて、カンボジアにはまだ日本人があまり住んでいない事実もあります。

なので
「プノンペンに行ったら色んな人に会える!!!」
っていう訳では無いんですよね

あと他の国に行こうとしてもカンボジアからの便数が少なくてなんか微妙なんですよね笑
マレーシアのクアラルンプールなんかはもう格安で色んな国に行けちゃいます!
カンボジアももっと便数増やして欲しい、、、、
(ちなみにマレーシア旅行は在学中に2回ほど行きました!飛行機代往復6000円くらい笑やすっ!!!)

こう言ったことを色々踏まえた上で
面白い人がたくさん集まる東京に来て、色々な人に会い、必要であれば海外だったり地方にも簡単に行けちゃうのでそういう面からもキリロムに在籍するよりも東京に来た方のメリットを強く感じました。

 

まとめ

実際に休学を決断するまでに様々な人に相談したり、キリロムに残ることと上京することのそれぞれに点数をつけて比較してみたりした結果休学を決断しました。
この記事では大きな要素をまとめていますが、もちろんもっと色々な事も考えて決断をしています。

最近は結構大学休学している人をよく聞くようになってきましたが(周りの人がたまたまそういう人達なのかも笑)、しっかりと考えて決断はした方がいいと思っています。

僕的には大学に通う通わないはその人の状況にもよると思いますし、正解なんて無いと思っています!

まだ世間一般的には大学は卒業した方がいいのは事実ですし、学歴社会であるのも事実です。
が、実際に働き方が変わってきていて、学歴関係なしに個人の能力でお金を稼いで生活している人も増えてきていて、その働き方にも結構興味があります笑
その話は今回の趣旨とずれてしまうので話しませんが、これからも常識にとらわれず、上の世代の意見も尊重しつつ言われるがままにならないような自分の道を歩いていきます!

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