
今回はキリロム工科大学でかかる学費とそれ以外にかかる費用について詳しくまとめて見ました。
キリロム工科大学は学費のシステムがかなり特徴的なので分かりやすく説明します。
学費以外に実際カンボジアでどれくらい生活費がかかっていたのかも参考程度にまとめました!
キリロム工科大学の基本的な学費・生活費
キリロム工科大学では変わったシステムがあって、インターンの成績であったり、スポンサー企業に就職したら卒業後に少しずつ返済不要の奨学金として返還されます。
それによって最高実質無料で通うことも可能です。
ただ卒業後の返還になるので、最初はお金を払わなければいけません。
なので下記は前提として必要な金額になっています。
先端技術IT学科
USD | 日本円 | |
入学金 | $2,000 | 220,000円 |
設備費 | $2,700 | 297,000円 |
1年次学費・生活費 | $10,600 | 1,166,000円 |
2年次学費・生活費 | $10,600 | 1,166,000円 |
3年次学費・生活費 | $10,600 | 1,166,000円 |
4年次学費・生活費 | $10,600 | 1,166,000円 |
合計 | $47,100 | 5,181,000円 |
各年次費用内訳
・学費、教材費(パソコン・iPad貸与<iPadはVRに変更になる可能性があります>)
・学生寮費、家具、全食費、シャトルバス利用費
・Wi-fi利用費、水道・光熱費、諸生活補助費
・保険料(外傷のみ)
※キリロム工科大学HPから引用
4年間で学費、キリロムでの生活費を全て含めて518万円です。
これだけ聞くと、
「そこまで安いのか?」
と思っちゃうかもしれませんが、理系の私立大学大学だと学費だけで500万前後かかり、1人暮らしならそれプラス家賃だったり食費が必要なので日本の理系私立大学よりかは安いかなという感じです。
ただ国公立大学だと4年間で200万程度で済むので、学費だけ比べたら全然日本の国公立大学の方が安くなります。
国際ホスピタリティ経営学科
ちなみに国際ホスピタリティ経営学科は今の所、奨学金制度はないらしいです。
USD | 日本円 | |
入学金 | $2,000 | 220,000円 |
設備費 | $2,700 | 297,000円 |
1年次学費・生活費 | $7,075 | 778,250円 |
2年次学費・生活費 | $7,075 | 778,250円 |
3年次学費・生活費 | $7,075 | 778,250円 |
4年次学費・生活費 | $7,075 | 778,250円 |
合計 | $33,000 | 3,630,000円 |
各年次費用内訳
・学費、教材費(パソコン・iPad貸与<iPadはVRに変更になる可能性があります>)
・学生寮費、家具、全食費、シャトルバス利用費
・Wi-fi利用費、水道・光熱費、諸生活補助費
・保険料(外傷のみ)
※キリロム工科大学HPから引用
奨学金の返済がないということですが日本の文系の私立大学と同じくらいの費用感になっていますね。
国際ホスピタリティ経営学科は2019年4月から新しく始まった学科なのでもしかしたら変動はあるかもしれませんが、今の所はこの金額らしいです。
先端技術IT学科の奨学金システムとは
大きく2つの種類の奨学金があります。
人によりますが2つの奨学金を使うことによって最大学費全額程度のお金が卒業後に返ってきます。
成績連動型奨学金(給付型)
これは授業に組み込まれているインターンの成績に応じてポイントがもらえて、卒業時に貯まったポイント分の学費が数年かけて給付される仕組みになっています。
170〜340ポイントが取得可能で逆に170ポイントを取得しないと卒業はできなくなっています。(1ポイント=1万円)
と思っていましたがどうやらHPを確認したところ
先端技術IT学科に在籍する全日本人学生が対象で、卒業要件を満たした学生は全員17,000USD、さらにインターンシップ科目の成績に応じて最大でさらに17,000USDを、卒業後4年間で分割受給することが可能となります(合計:最大34,000USD)。
キリロム工科大学HPより引用
となっていて卒業した人に無条件で170ポイントは与えられるそうです。
+ インターンシップの成績によって給付額増えるみたいですね。
休学前にもここの定義は何回も変更されていたのでまたすぐに変わるかもしれないのでHP要チェックですね!
スポンサー企業勤務奨学金(給付型)
卒業後の進路を「弊社または弊社の指定する奨学金スポンサー」とし、そこで4年間の勤務をした場合、「スポンサー企業勤務奨学金」として最大16,000USDを受給することが可能となります。
キリロム工科大学HPより引用
これは上記の通りでキリロム工科大学が提携している企業に4年間は辞めずに働くという約束で160万円くらいが給付されるものです。
就職する企業の選択肢としては大幅に少なくなってしまいますが、もしスポンサー企業の中に面白い企業があったりしたら就職もできて、奨学金ももらえて一石二鳥ですね!
紹介した2つの奨学金をマックスでもらうと500万円近くなり実質での学費や生活費が無料になります。
その他にかかる費用は?
上記ではキリロム工科大学の敷地内での生活費や学費の話でしたが、それ以外に必要となる費用をまとめてみました。
渡航費
そもそも日本からカンボジアに行くまでに飛行機に乗らねばいけないのでこれは絶対必要になります。
格安航空(LCC)で本当に安く取れたら往復6万円くらいです。
ANAの直行便だと時期にもよりますが7万〜10万円くらいになってきます。
在学中に何度か日本に帰ってくるとは思うので数十万必要になります。
他にも休み期間に東南アジア旅行などで飛行機に乗る機会があるかもしれません。
実際僕も在学中に、マレーシア(2回)、シンガポールに遊びに行きました!
マレーシアなんかは飛行機で往復6000円とかでいけちゃうので旅行し放題です笑
保険料
キリロム工科大学側で入る保健は外傷の治療分しか保険が効かなく病気になっても何も保険が効きません。
実際に何名かは病気になったりしていて、高額請求のケースもあったのでしっかりとした保険に絶対に入ったほうがいいです!
僕はだいたい年間10万くらいは少なくても必要になると思います。
予防接種
これも必須です!
カンボジアには野良犬がうじゃうじゃいて、もし噛まれて狂犬病になったら死ぬ可能性があるのでいくつか予防接種を受けたほういいです。
カンボジア国内でも日本人が経営している病院で安めに予防接種を受けれるのでカンボジアで予防接種を受けるのをお勧めします!
ケンクリニックという病院に行ったことがあります!
内装も綺麗でおすすめです!
予防接種もだいたい1年間で2万円くらいではないでしょうか。
交際費
休日などはキリロムの山から降りて首都プノンペンで遊ぶことが多いのでそこでかかるお金です。
カンボジアで遊ぶと何気にお金がかかるんですよね、、
確かに物価は日本よりも安いんですけど、美味しいものを食べようとすると日本のレストランと変わらないくらいの値段なので気づいたらお金が無くなっています笑
他にも洋服代であったり、日用品の購入にお金が必要です。
僕はだいたい毎月2万円くらいをお小遣いとして、送金してもらっていました。
合わせると
これらの費用を合わせるとだいぶかかってきます。
4年間で200万近く必要になってくるんじゃないでしょうか?
ただここの費用は節約次第で減らすことができるので、旅行を減らしたり、安い洋服を買ったりすればこんなにかかりません。
でもせっかくカンボジアにいるのであれば、カンボジア国内はもちろん、近隣の国も行けるだけ行かないと損だと思います!
日本から行くとなるとそれなりにお金が必要ですし、せっかくなら色々なところを見たほうが絶対にいいです!!
まとめ
- キリロム工科大学の学費・生活費
- 渡航費
- 保険料
- 予防接種
- 交際費
でだいたい700万くらいかなと予想しています。
そこから奨学金で200万程度戻ってきて500万円くらい実質かかるような気がします。
しかも奨学金の給付は卒業後なので思っているよりもお金は必要かもしれません。
学費だけで言えば近くの国公立大学に通ったほうが安く済むかもしれません。
バイトはできませんがプログラミングを勉強するのでリモートでお金を稼ぐのは全然可能だし、Youtubeにカンボジアの生活の投稿とかしても面白そうなので色々と稼ぐ方法はあると思っています!
起業しちゃってもいいと思いますし。
ただ
「意外とお金は必要なんだよ」
って言うことを考えて色々と検討してみてください!